更新日:2024年11月2日
先生が課す「提出物」とは?
定期テスト前や夏休み、冬休みに毎回のように出される「提出物」や「宿題」は内申点に大~きく関わっています。よって、「提出物」や「宿題」はきちんと提出をしなければ内申点を上げることはできません。定期テストの点数をたとえ90点~100点とったとしても「提出物」を雑に、いい加減にやってしまったり、あるいは提出しないと内申点が2~3になってしまったなんてことはよくあります。
なんと、もったいない!!
そんなことにはなりたくないです。
そこで、「提出物」や「宿題」に取り組むときの大切なことを伝えます。
次回の内申点を爆上がりさせましょう!
提出物の提出期限はぜ~~ったい守る!
提出物の提出期限は守れているでしょうか?
提出期限は絶対に必ず守るようにしましょう!
先生によっては、中身の完成度よりも提出期限までにちゃんと提出できたかどうかで評価をつける場合があります。
提出物の内容がどんなに素晴らしかったとしても、提出期限を過ぎたら一切評価しない先生もいるほどです。まずは最低限、提出期限を守ってください。
提出物の完成度を高める!
提出物は、ただ出せば良いというものではありません。
中身の完成度によって、プラスの評価を得ることができます。
提出物で特に多いのが、学校の副教材「準拠ワーク」です。
定期テスト当日や、テスト終了後に提出するのがほとんどですが、テスト範囲の全ページを解答し、そして丸つけまで終わらせて提出しなければいけません。
なかには、答えを丸写しして提出しようとする生徒がいますが、それはやめましょう。
もちろん意味のないことだし、先生も気づきます。「自分で問題を解いていない」と見られて、厳しい評価をつけられてしまいます。
提出物の完成度が低い生徒は、何が原因か?
それは時間の余裕がないからです。テスト1、2週間前、あるいは部活動が休みに入ってから(だいたいテスト3日前から)ワークに取り組んだのではまず終わりません。そこで、無理やり終わらせるために答えを丸写しして提出しようとしてしまいます。では、どうやってワークの完成度を高めるのかは後ほど伝えます。
提出物って理不尽 (^^;)!?
学校の提出物ほど理不尽なものはないかも知れません。
多くの中学校が定期テスト1回につき、全科目合わせて100~200ページの提出物を課します。この事実、意外と保護者の方には知られていません。
提出物にかかる時間を計算すると・・
では、提出物にはどのくらいの時間がかかるでしょうか?
提出物の1ページを15分で完成させるとします。
【100ページの場合】15分×100ページ=1500分、1500分÷60分=25時間
【200ページの場合】15分×200ページ=3000分、3000分÷60分=50時間
つまり、25時間~50時間は提出物にかけなければいけないのです。
一番やっかいなのは、この大量の提出物が発表されるのが提出日の10日前~1週間前ということ。そのあいだも学校で授業は受けなければいけないし、部活もあります。もし部活の大会が近いと、テスト直前でも部活が休みになりません。
ま~~~ったく理不尽!!!
「ウチの子はまったく勉強していない!」
「提出物が終わっていない!」と怒っていた保護者さまにこの事実を伝えると静かになる方がいます。保護者さまはまず、「ウチの子はこれだけ大変な課題が出されているんだ」「ウチの子は課題の海におぼれそうになりながらも必死でやっているんだ」ということを理解してあげてください。
でも、提出物はやらなきゃです!
提出物をやらなければならない理由は、内申点に大~~~きく影響するからです。
「提出物」は「授業態度」とともに『基礎点』となっていて、内申点のベースになっています。つまり、授業をいい加減に受けたり、提出物を出さなかったりすると、内申点に悪影響、そして高校受験にチョー悪影響をおよぼします。中学生はこのことを素直に受け入れて、そして乗り越えなければならないのですね。
では、このことを踏まえて、「提出物攻略法」を伝えます。
【提出物の最強攻略法!】
先ほども言ったとおり、提出物の最大のネックはその圧倒的な量です。これを提出日の10日前~1週間前に言われても終わるわけがないのです。
量が多く、そして時間がないのであれば、テスト10日前よりもず~~っと前から取りかかることで解決することができます。
遅くとも、提出日の3週間前から始めるのが鉄則!(もちろん早ければ早いほど良い)
これで平均レベルの生徒なら提出日までに十分課題を終わらせることができます。
提出物(ワーク)は2周せよ!
提出物には2つの役割があり、その2つの役割をしっかり達成するために2周します。
【提出物の2つの役割】
・内申点を爆上げするため
・定期テスト対策として
この2つの役割は、同時にはできません。なぜならこの2つの役割は真逆の性質をもつので、同時進行が困難だからです。
1周目・・・内申点のために提出物に取り組む
2周目・・・定期テスト対策のために仕上げる
そのため、提出物は最低でも2周になければなりません。
1周目
・完成度は70%程度でOK。
・30秒考えても分からない問題は飛ばす。
・答え合わせもふくめて、テスト本番10日前には終わらせる。
まずこの1周目を終わらせることで、提出日まで余裕で間に合わせることができます。
これで安心して、解けなかった問題にじっくり取り組むことができます。
2周目
次に、2周目で途中で飛ばした問題を完成させます。
1周目で解けなかった問題は、自分で何とかしようとせず(←貴重な時間だけがどんどん過ぎていく・・)、学校や塾の先生に質問して解決しましょう。
ちなみに学校の先生に質問すると、「主体性がある」と評価されて、内申点にプラスされます。
提出物は、管理能力を鍛えられる!
理不尽な提出物ですが、実は、自分の管理能力をきたえるのには最適なコンテンツなんです。高校生以上になると、先生や周りから手取り足取り管理してもらえません。というより、高校生以上で管理してもらうのは恥ずかしいのです。
この「提出物の最強攻略法」で、自分のスキルアップにつなげましょう。カッコいい大人を目指しましょう!
次回は、「内申点が爆上がりする7つの方法③」こうやって授業を受ければ内申点が上がる!です。