更新日:2024年10月27日
河原塾横浜校の前田とっしーです。
当塾のホームぺージが新しくなって初めてのブログです。これからもよろしくお願いします!
塾業に携わって26年になりますが、なかなか成績が上がらない子どもにはある共通点があることが分かっています。全部で7項目ありますが、そのうちの2つ以上当てはまれば、成績はほぼ上がりません、以下、順に説明していきます。
①分からないと、すぐに質問してしまう。
例えば数学の問題で分からない問題があった場合、お子さんはどうしますか?
1.すぐに質問する。
2.解説を読む(自分で考える)。
3.気にせず次に進む。
このうち、「3.気にせず次に進む」は一般には良くないのですが、学年、状況によっては有効です。(別の機会にお話しします)
「1.すぐに質問する。」は、ちょっと分からないと自分で考えようとしないですぐに誰かに質問します。そして分かりやすく丁寧に教えてもらうと本人は分かった気になってそれで満足して終わります。しかしその数学の問題はその後おそらく自分1人で解くことはできないでしょう。また、「1.すぐに質問する。」が習慣化してしまうと、脳に負荷がまったくかからないので思考力が育たず、もはや成績アップどころではなくなります。
当塾では「2.解説を読む(自分で考える)」ことを重視しています。
まず、「自分で解説を読み、理解する」ことが重要です。ただし、ここで気をつけなければいけないのは、「解説を読んで分かった」という場合です。この段階では、「解説を理解した」だけで、自分で問題を解く力はまだ身についていません。つまり、「分かった」というだけで、実際に問題を解けるようになったわけではないのですね。
解説を読んで理解したら、「必ず自分で解いてみる」のです。解説を一切見ないで解けるようになって、初めて「できる」と言えます。当塾ではそこを徹底指導しています。
もし、解説を読んでもまったく分からなければ、もちろん質問OKです。
重要なのは、「身につける」です。
しかし、ここで第2の落とし穴があります。一度問題を解いたらそれで終わりにしてしまうことです。これではしばらくすると忘れてしまい、「また解けない」状態におちいります。
大切なのは、「身につくまで反復して問題を解く」です。問題を見たら、解法がすぐに思いつくようになるまで、繰り返し解くことが必要です。一度で正解できなかった問題は、身につくまで繰り返し解かなければ、本番のテストで確実に正解することは難しいのですね。
この「わかる」「できる」「身につける」の3ステップが、テストで高得点を取るために必要なことです。勉強したのに成績が伸びない多くの原因は、「わかる」か「できる」の段階で終わっているからです。
当塾ではこの3ステップ、つまり「身につくまでやりきる!」ことを実践指導しています。
次回は、②成績が上がらないと「他の何か」のせいにする。です。
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